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カートに入れる
径 約 13.5 cm 高さ 約 2.7 cm
食洗機、電子レンジ 使用可能
オーブン、直火 不可
鮮やかな緋色、しっとりと深みのある釉調のブルー、落ち着いた器肌の色合いを組み合わせた【デニム備前】の器です。
★3色あります。(写真3,4枚目)
左側 ① 藍ブルー
中央 ② ブルー
右側 ③ ブルーグリーン
◎ この銘々皿 は、① 藍ブルーです。
1枚の価格です。
【デニム備前 備前焼緋襷藍釉】
備前焼の緋襷(ひだすき)とデニムの染料で使われる藍を組み合わせた作品です。
器肌に襷(たすき)をかけたような緋色の模様を緋襷といい、400年前からつくられている備前焼の伝統的な窯変の一つの手法です。器物に稲藁(いなわら)を巻くことによって、藁のアルカリ分と粘土の鉄分が反応して緋色の模様が発色します。その緋襷と徳島から取り寄せた藍草(あいぐさ)を使った釉薬を組み合わせ、デニムを身に付けたような作品に仕上がりました。
藍草を乾燥後、燃やして灰にし、水に浸して灰汁(あく)を取り除き、釉薬にするために実験を重ね【デニム備前】を完成させました。
(写真6枚目→生の藍草、写真6枚目→乾燥後)
藍染は藍から抽出した色素とアルカリ(灰汁)を必要とします。染料には植物の灰を灰汁抜きしたアルカリを色止めに使い、焼き物の釉薬には灰汁抜きした後の灰を使います。
2022年秋に発表し、県内外の新聞に掲載されました。
備前·信楽 高志窯製陶所は、〔国産デニム発祥の地〕岡山県井原市で備前焼をつくっています。
【デニムの聖地 井原】
井原市は、デニム生地の染色·織物工場や、ジーンズの縫製·加工工場などが集まるデニムの産地。
古くから棉花や藍の栽培が盛んで、明治~大正時代には、「備中小倉織(びっちゅうこくらおり)」と呼ばれる厚地の藍染織物が生産されるようになりました。
1960年代に入ると、日本でジーンズが流行し、デニム生地の需要が高まります。「備中小倉織」の中のひとつ「裏白(うらじろ)」と呼ばれる、表面が藍色、裏面が生成(白色)の厚地織物が、アメリカ産のデニム生地と同様のものだったことをきっかけに、井原で「裏白」を使ったジーンズづくりやデニム生地の生産がはじまりました。同様に、国産ジーンズの縫製にも早くから携わり、最盛期には井原で年間1500万本(国内生産の70%以上)もつくっていました。
井原市は、その歴史と多様なデニム生地をつくれる技術、品質の高さから「デニムの聖地」と呼ばれています。(井原市ふるさと納税サイトより引用)
【徳島県の藍】
古くから日本人の生活に深くかかわり、神秘的なブルーといわれた藍。徳島県には何世紀にもわたる藍の栽培と染色の歴史があります。県北部の吉野川流域は藍染料の産地であり、職人の手によって伝統的な技法でうみだされており、その色彩は人々を魅了し続けています。
阿波での藍の栽培は室町時代から行われ、徳島藩蜂須賀家の藍栽培の保護奨励によって次第に拡大しました。栽培は、県北部を流れる吉野川沿いの山岳地帯から畑にまで広がりました。吉野川流域は稲刈り前に台風がくることが多く、頻繁な洪水により稲作には不向きでした。しかし藍作は、台風の前に収穫を終えその適度な氾濫が肥沃な客土を運び豊かな土壌となることで、藍の栽培はに適している地域でした。江戸時代初期には棉花の栽培が増加したことから、全国的に阿波藍の需要が高まり、染色に広く利用されるようになりました。
藍の栽培は1903年にピークに達しましたがその後、化学染料にとってかわったため、減少しました。
現在でも天然染料の阿波藍は、徳島県が生産量全国第一位を誇り、藍師と呼ばれる職人が江戸時代から続く伝統的な技法で丹念に作り上げています。今も全国各地の染色家のもとに届けられ、日本の染織文化を支え続けています。
岡山県の備前焼、井原市のデニム、徳島の藍のコラボ作品です。
【デニム備前】1周年に、Creema限定で出品させていただきました。
◆緋襷は器肌に稲藁(いなわら)を巻き、焼成し緋色を発色させます。自然素材を使っておりますので色の濃淡や、表面に多少のカサつき等器ごとに異なる模様が現れます。緋襷特有の現象でお使いいただくには支障はございません。作品それぞれの個性をお楽しみいただければと思います。
◆緋襷の藁の成分と、釉薬の反応により、線状の模様や釉薬にむらが生じることがあります。
◆土からつくっており、粗めの土を混ぜるため、表面に石はぜが現れたり、釉薬に窪みがあることがあります。