鍵がジャラジャラしないシンプル、ミニマルなキーケース、キーオーガナイザー（キーケース）です。
こちらは真鍮無垢のDカン付きです。
Dカンに車のスマートキーやキーレスキーを付けたり、パンツのベルトループにカラビナを付けてそこに装着したりと色々と使い道が広がります。

非常にシンプル、ミニマルな作りで鍵を4本まで（Mサイズネジの場合）収納可能です。
こちらのキーオーガナイザーの一番の特徴は鍵が擦れ合ってジャラジャラと音がしない事です。非常に静かです。そしてとてもコンパクトです。ポケットに入れても邪魔になりません。
またウルトラライトな軽さも売りです。僅か17g程度しかありません。（レザー部分、Sサイズネジ、Oリング2つでの計測）

こちらのカラーはヌメ芯ブラックです。
顔料染色で吟面（革の表面）だけをブラックに染色しています。丘染めと呼ばれる手法ですが、簡単に言えば塗装です。
この手法で革に色を付けると、エイジングによってアタリが強い部分の色が徐々に剥げてきてヌメ革本来の色が出てきます。革が茶色だと茶芯ですが、茶色ではなくヌメ革本来の色なのでヌメ芯と名付けました。
そこでエイジングは終わりではなく、剥がれて現れたヌメ革本来の部分が更にエイジングによって飴色に変化していきます。
芯通し（革を芯まで染色すること）の染料染色では味わえないエイジングがヌメ芯の革ではお楽しみいただけます。
言ってみれば茶芯よりも更にエイジングが楽しめる革だとも言えます。
顔料染色→ツヤ消しクリアという処理をしていますので簡単には剥がれませんが、爪や鋭利なもので強く引っ掻くと剥がれます。ご注意下さい。

ネジ部分は真鍮無垢材を使用しています。ヌメ革同様経年変化（エイジング）が楽しめる素材です。

約1年間使用したエイジングサンプルの画像も掲載しています。エイジングにより色艶が増し、茶芯も出てきています。真鍮金具もくすんで味わい深くなってきています。

付属する真鍮ネジは2サイズ（SとM）、Oリングは6つ付属します。鍵と鍵の間にこのOリングを挟む事により鍵同士が擦れ合って音がなるのを防ぐと共に、鍵を固定しブラブラさせません。

・ヌメ革部分のサイズ：長さ約8cm、幅約2.6cm、厚み約3mm
・真鍮ネジSサイズ：軸の長さが約15mm、軸部分の直径は約4mm（鍵を2〜3本収納可能）
・真鍮ネジMサイズ：軸の長さが約20mm、軸部分の直径は約4mm（鍵を3〜4本収納可能）
※画像の鍵は付属しません。
※真鍮ネジのSサイズ、Mサイズ共に鍵の全長が約6cm程度（鍵の頭部分の穴の中心から鍵の先までの長さが6cm以内でしたら装着可能です）までの鍵が収納可能です。また鍵の頭部分の穴の直径が4mm以下だと軸に入りません。その場合は穴部分を削って広げる必要があります。穴は百均で販売されているような丸棒ヤスリで簡単に削れます。また逆に鍵の頭部分の穴の直径が大き過ぎると付属のOリングが上手く機能しない場合があります。一般的な鍵の場合はほとんど問題無く装着出来るかと思います。

☆☆☆革について☆☆☆
革はフルベジタブルタンニンレザーと言われる100％植物タンニン鞣しの高級ヌメ革を使用しています。ピット槽で植物タンニンに漬け込み、長時間かけて鞣される本物のヌメ革です。ヌメ革製品と名乗る製品の多くは同じヌメ革と言っても表面に汚れを付きにくくする加工処理が施されている場合も多く、そのせいで逆にエイジング（経年変化）が進みにくい場合があります。しかし当方の使用しているヌメ革は素仕上げなのでエイジング（経年変化）によって飴色に変化し、色艶が増していきます。
ただし、素仕上げの為に革表面には牛が生きていた時点からあるキズや、血筋やトラと言われる模様のようなものが見られる場合があります。ただそれらも味や個性のひとつとお考え下さい。使い込んでいく内にエイジングが進めば馴染んできてだんだんと目立たなくなります。（よほどひどいモノは避けて使うようにしています。）